(すいげんやまこふんぐん)
【考古】
挙母地区水源町にあり、豊田盆地の南縁をなす矢作川右岸沿いの丘陵上に造営された、平子山北古墳・平子山古墳・水源山北古墳・水源山南古墳・水源高根古墳・萱野古墳の6基からなる古墳群。いずれも古墳時代後期~終末期の小円墳(径10~14m前後)とみられ、発掘調査が行われた水源山南古墳には横穴式石室の玄室の一部が残存し、耳環・刀子・鉄鏃・須恵器(杯蓋・杯身・平瓶)が出土した。胴張りを呈す石室の形状や出土品の年代から、7世紀前半築造と推定される。
『新修豊田市史』関係箇所:1巻476ページ、19巻558ページ