杉本町内会聖観音菩薩立像

 

(すぎもとちょうないかいしょうかんのんぼさつりゅうぞう)

【美術・工芸】

像高68.6cm、檜材一木造、内刳、彫眼、彩色(後補)。左手に蓮華を執り、右手を添えて蓮の蕾を開く仕草をあらわす通形の聖観音菩薩立像である。両肩以下、両足先および天衣は後補とみられる。像表面は修理に伴う古色彩色で覆われており、頭体幹部も造像当初の造形がはっきりと確認しがたいが、制作年代はおおむね12世紀末から13世紀初頭頃と考えられる。市指定文化財。

『新修豊田市史』関係箇所:21巻112ページ

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