(せいしょうねんのひ)
【現代】
昭和41(1966)年に豊田市は青少年健全育成都市を宣言したが、昭和57年3月には青少年健全育成協議会が毎月第1日曜日を青少年の日に定めた。深田山自治区では独自に青少年健全育成部会を発足させ、青少年の日には自治区ぐるみのふれあい行事として、中学生も含めてカーブミラーの清掃、空き缶拾い、ソフトボール大会などを実施した。昭和58年に実施された市のアンケート調査では、96.8%の市民が青少年健全育成には社会参加が役立つと回答している。実際に実施されている活動の中で非行防止に効果があると回答されたものは、多い順にあいさつ運動、生きがいをもたせる運動(タオホメ運動)、青少年の社会参加推進運動、有害図書自販機追放運動であった。なお青少年健全育成国民運動モデル地区に指定された豊田市が、全国に先駆けて実施していた取り組みにジュニアクラブの結成があった。ジュニアクラブは中学生を対象に結成し、青少年の日を中心に自主的な社会参加活動(地域への奉仕活動、親睦活動、レクリエーション活動等)を行うものである。昭和58年段階で市内に約30のクラブが発足していた。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻394ページ