セーラー服

 

(セーラーふく)

【民俗】〈衣生活〉

大正時代半ばに女学校の制服となったセーラー服は、昭和初期の市域の小学生にも着用され始めた。着用者は昭和8(1933)年頃から現われ、12年から13年にかけて増加した。交通の便の良い平野部では、山間部よりも2年ほど早く着用者が増加している。当時のセーラー服の布地には人絹が混紡されていて質が悪く、スカートのひだがとれやすかった。修学旅行に着るために購入してもらった話者や、母親の手作りという話者も多かった。〈衣生活〉

『新修豊田市史』関係箇所:15巻259ページ、16巻256ページ