(セナカミノ)
【民俗】〈衣生活〉
セナカミノは主に農作業の日除け用である。130cmから150cmの長方形で、背中全体から肩を覆う。藁を3本ずつ束ねて、コモを編むようにして編み、首の部分を丸くくり抜き、藁製の肩ひもをつけて着装した。セミノ、ショイコ、ショイゴモ、ショイゴザとも呼んだ。裏側には油紙や渋紙をつけ、雨除けとしても利用した。昭和30年代には裏にビニールをつけたミノが農協で販売された。木の枝を折り、腰に挿して日除けにする方法も行われていた。〈衣生活〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻266ページ、16巻266ページ