(ぜんいんきょうぎかい)
【現代】
県・市町村議会において定例会・臨時会(本会議と常任・特別委員会、議員運営委員会)とともに議論の場の一つである。平成20(2008)年より、地方自治法第100条第12項に「議案の審査又は議会の運営に関し協議又は調整の行うための場を設置できる」と明文化された。豊田市でも市議会会議規則第78条第1項に規定されている。定例会で取り上げられる議題(条例の制定・改廃、予算・決算の審議など)の他に、重要な調整事項(市町村合併、市制・町制の施行、新規事業など)や突発的な出来事についての説明、意見の調整、対応の方向性を決める場でもある。豊田市(旧挙母市)や旧町村において、特に昭和29(1954)年~30年の高橋村の挙母市との合併、昭和36年~45年にかけての上郷町、高岡町、猿投町、松平町と豊田市との合併、平成の大合併時の町村の対応など、折々の合併の方針が全員協議会で協議・調整・決定されてきた。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻14・155・648ページ