(せんごくいせき)
【考古】
高橋地区の千石町・上野町に所在し、矢作川左岸の沖積低地内の自然堤防上に立地する。平成4(1992)年に古墳時代~中世に及ぶ遺物が出土したことから遺跡として認識され、平成9年には公園整備に伴う発掘調査が行われた。現地表下3mの縄文時代の遺構面から約40基の土坑・ピットが確認され、中には底径1m前後のフラスコ状土坑も3基みられた。貯蔵穴の可能性が指摘されたが、堅果類などの貯蔵物は確認されていない。
『新修豊田市史』関係箇所:1巻87・188ページ、18巻66ページ