崇化館記 

 

(そうかかんき)

【近世】

天明7(1787)年に挙母藩校である崇化館が藩主内藤学文によって創立された際に初代学頭である伊藤東所によって著された崇化館創立の精神を記した文。縦29.3cm、横138cmの巻子装で、数少ない崇化館の資料で貴重なものとして市指定文化財となっている。単に物知りを作るのではなく、政治・経済・武芸などにわたって広い教養をつみ、国すなわち藩のために有用な人物を育成することの大切さが説かれている。

『新修豊田市史』関係箇所:3巻623ページ