ソトヤ
(ソトヤ)
【民俗】〈住生活〉
母屋の周りにソトヤ(外屋)、ソトデ(外座敷)、ヨコヤ(横屋)などと呼ばれる別棟があった。建物の大きさは2.5間×5間ほどで、1棟か2棟は建っていた。1階は作業場として使われ、野菜の仕分けや梱包作業、籾摺り作業、農具の保管が行われた。2階は居住部で、6畳か8畳の部屋が2つ3つあった。ソトヤには新婚夫婦あるいは家督を譲った老父母が住んだ。現在は改装して独立した子ども家族が住む例が多い。〈住生活〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻428ページ