大日堂(押山町)大日如来坐像

 

(だいにちどうだいにちにょらいざぞう)

【美術・工芸】

像高98.0cm、榧材一木造、内刳、玉眼、彩色(後補)。胸前で智拳印を結ぶ通形の大日如来坐像である。元禄6(1693)年の大日堂棟札によれば、本像は慶長5(1600)年に新造されたが、老朽化したため元禄6年に修理されたとされる。近年の修理で彩色が施されるとともに、彫刻も大幅な削り直しが行われているようで、制作当初の造形は現状はほとんど見出せないが、用材の木質は古く、像の制作年代は慶長期もしくはそれ以前の可能性もある。市指定文化財。


『新修豊田市史』関係箇所:21巻116ページ

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