(たんすいしん)
【自然】
水をたたえることを湛水といい、たまった水の深さを湛水深という。大雨の際に河川からの越流や内水氾濫により水が貯まったとき、地形の起伏の若干の違いで、近距離であっても湛水深が大きく異なることがある。従って、自宅やその周辺の水深や水が貯まる早さによっては、自宅から避難所への避難のタイミングが異なる場合がある。自治体などが発行している防災ハザードマップには、湛水深(浸水深と記載されている場合もある)の分布が示されており、地域や個人の災害時の避難行動を考える際には、地域の地形条件を把握するとともに、ハザードマップを確認し避難経路などを日頃から確認しておく必要がある。
『新修豊田市史』関係箇所:23巻272ページ