(ちいきのこくさいか)
【現代】
「地域の国際化」とは、1980年代に自治省(現総務省)を中心に進められた自治体の国際化政策のことであり、「地方公共団体における国際交流のあり方に関する指針」(昭和62年)、「国際交流のまちづくりのための指針」(昭和63年)、「地域国際交流推進大綱の策定に関する指針」(昭和63年)、「自治体国際協力推進大綱の策定に関する指針」(平成7年)等のもと、財団法人自治体国際化協会(CLAIR)(昭和63年)や全国市町村国際文化研修所(JIAM)(平成4年)などが設立された。また、都道府県や政令指定都市を中心に各自治体に国際交流協会が誕生した。その結果、自治体によっては従来の姉妹都市交流に加えて、国際協力や国際理解、多文化共生に関わる取り組みが行われるようになった。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻538ページ