(ちゅうがくせいのかいがいはけん)
【現代】
中学生の視野を広め、国際理解教育を推進する目的で、平成元(1989)年各中学校から1名をアメリカ合衆国に派遣した。豊田市の姉妹都市であるデトロイト市役所を表敬訪問し、ケンタッキー州のトヨタ自動車株式会社(トヨタ自動車)の現地工場の見学後、環境や治安のよいレキシントン市でホームステイをした。その後、平成19年からは、派遣先をオレゴン州ベンド市に変更した。また、平成13年からはトヨタ自動車の縁で豊田市が姉妹提携を結んだイギリスのダービーシャーへの派遣事業が始まった。さらに、平成18年からはアジアにも目を向け、友好の絆を結んでいくことを目的にアジア団もスタートした。アジア団の第1回はタイ王国、平成19年はマレーシア・シンガポール、平成20年はインドネシア、平成21年はフィリピン、平成23年はベトナムを訪問した。平成24年からはシンガポール・マレーシアに固定した。各中学校から1名ずつ派遣された生徒は現地で学校生活を経験したり、受け入れ家庭でホームステイしたりしている。また、派遣先の都市の中学生も来豊し、市内の中学校で学校生活を送ったり、ホームステイしたりして、交流をしている。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻506ページ、14巻419ページ