(ちゅうさんかんちいきざいじゅうしょくいんせいど)
【現代】
豊田市が導入した中山間地域で暮らしながら正規の市職員としてその支所で働く雇用制度で、中山間地域に居住することで災害等の緊急時に迅速な対応ができ、さらに在住する地域をこよなく愛し、積極的に地域づくりに取り組むことができる人材を確保することを目的に、平成27(2015)年度に初めて募集された(平成28年4月採用)。受験資格として年齢要件や民間企業等での5年以上の実務経験があるほか、採用内定後に中山間地域(旭、足助、稲武、小原、下山)に居住することができる人と明記された。全国から130人の応募があり、静岡や東京を含む県内外の32~37歳の男女6人が正規職員として採用された。令和2(2020)年10月には、名称が「山村地域在住職員」に改められ、2回目の募集が行われた(令和3年4月採用)。この時の募集目的は、今後の社会状況の変化を見据えて、豊田市の地域資源である豊かな自然等を生かした新たなライフスタイルについて、市内外に幅広く提案・提供することを目指すことで、主な受験資格は、採用時から市内山村地域(旭、足助、稲武、小原、下山)に居住可能とし、採用時に59歳以下、学歴や職務経験は不問となり、前回と比べ受験資格は緩和された。全国から179人が応募し、5人が採用された。