(ちゅうしんしがいちげんかんぐちバス)
【現代】
平成14(2002)年6月17日、豊田市は、中心市街地の公共交通の空白地帯を埋めるために、「中心市街地玄関口バス」の運行を開始した。名鉄バスの路線廃止に伴う空白地帯の増加に対応するためであった。名鉄豊田市駅から市役所、加茂病院、ジャスコなどを経由して、豊田合同庁舎を結ぶ。この路線は、昭和54(1979)年から平成元年まで中心市街地で運行していた公共施設巡回バスの課題や平成6年に実施した短距離交通社会実験(18人乗りバス・ザウルスの無料運行)の成果を検討したものである。これに次いで、路線バス「医療センター線」の運行を7月1日から運行を始めた。この路線は、豊田市駅と地域医療センターなどの福祉ゾーンを結ぶ。2路線とも経費の一部を市が補助する方式で、運賃は1回100円に設定した。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻524ページ