手拭い 

 

(てぬぐい)

【民俗】〈衣生活〉

手拭いは男女ともに、農作業時の日除けや汗拭き、手拭きとして使用された。色は白地で、木綿製である。男性は手拭いを鉢巻にした。横でねじってはさむのはネジリハチマキと呼んだ。寒いときはホウカブリにした。女性は手拭いをふわりとかぶせて後ろで結ぶネエサンカブリ、アネサンカブリにした。ぐるりと回して端をはさむのはババサカブリ、前で結ぶのをモリサカブリと呼んだ。〈衣生活〉

『新修豊田市史』関係箇所:15巻264ページ、16巻262ページ