(とうぶきゅうりょうせん)
【現代】
愛称はLinimo(リニモ)。あいち研究学園開発ゾーンと名古屋市営地下鉄藤が丘駅を結ぶ軌道系交通機関として構想された。平成10(1998)年4月愛知県、名古屋市、瀬戸市、豊田市、長久手町等が「東部丘陵線推進協議会」を設立、平成11年4月名古屋市名東区藤が丘~豊田市八草町間約8.9kmが、新規着工準備箇所として国に採択された。実際に導入する交通システムとして、磁気浮上方式リニアモーターカーが採用されることになった。平成12年2月愛知県などが東部丘陵線の経営主体である「愛知高速交通株式会社」を設立。同年12月「2005年日本国際博覧会基本計画」において、会場への鉄道系の輸送手段として位置付けられた。平成14年3月着工、16年12月完成。平成17年3月6日に開業した。営業キロは8.9km、駅数9駅で、うち八草駅と陶磁資料館南駅の2駅が豊田市内にある。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻659ページ