(とよだかずこ)
【現代】
豊田市名誉市民。大正9(1920)年4月16日生まれ。昭和13(1938)年に愛知県立第一高等女学校本科を卒業し、豊田英二(豊田市名誉市民・トヨタ自動車最高顧問)と結婚後は豊田市に在住。昭和42年、地域の発展の原動力となった若い勤労青年たちの健全育成を目的に財団法人勤労センター憩いの家を設立、併せて同施設を支援する豊田婦人ボランティア協会を結成した。昭和45年5月からは憩いの家の理事として文化・スポーツ交流、さらにはアジア諸国への教育支援等、広範囲な活動の展開につとめてきた。63年には、年間2万人を超える豊田市への海外来訪者を温かく迎えるため、財団法人豊田市国際交流協会の設立に尽力、設立後は初代理事長に就任した。同年、ボランティア活動推進国際競技会日本支部の理事に推挙され、その後、同協議会日本理事長に就任した。平成元(1989)年に社会福祉法人とよた光の里を設立、初代理事長として障害者福祉に取り組み、59年中日社会功労賞(中日新聞社)、同年労働大臣賞(勤労青少年福祉功労賞)を受賞、平成12年3月4日には名誉市民に推挙された。平成14年9月28日死去。享年82。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻538・678ページ