(とよたこうぎょうこうとうがっこう)
【現代】
豊田市南部に位置し、トヨタ自動車株式会社(トヨタ自動車)を中心とする地元企業の強い要望に応え、愛知県立豊田工業高等学校として昭和46(1971)年に機械科・自動車科・電子工学科の3学科で開校した。翌年には定時制課程機械科が新設された。平成26(2014)年、文部科学省からスーパー・プロフェッショナル・ハイスクールの指定を受ける等、先進的な取り組みを推進、産業界で活躍できる技術者を育成し、地元企業に送り出している。トヨタ自動車の地元ということもあり、大企業への就職率は高い。生徒は総定員240人を工業科として一括募集し、入学後の1年間は共通の教育課程で工業の基礎科目を学習し、2年次から4つの学科に分かれる。2・3年では、機械科・自動車科・電子機械科・電子工学科に分かれる。進路は、トヨタ自動車や関連企業等地元企業への就職が多い。大学・短大や専修・各種学校に進学する生徒もいる。令和3(2021)年4月、校名が豊田工科高等学校に改められた。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻500ページ