(とよたしくちょうかい)
【現代】
昭和35(1960)年に行政区の誕生とともに、崇化館、朝日丘、高橋、豊南の4地区63行政区の統括組織として豊田市区長会(区長会)が発足した。3つの輪が連なるシンボルマークに象徴されるように、区長会は「人づくり・まちづくり・幸せづくり」を目指した活動を推進してきた。伝統文化や健康・福祉、安全・安心に関する活動、環境美化活動(まちと川を美しくする会)などに加え、市民の誓いの制定(昭和53年)、平成2(1990)年には区長会設立30周年を記念してとよた市住民自治憲章を定め、自治区コミュニティ構想を提唱した。平成17年の平成の大合併により自治区数は228から一気に304に増加した(令和3年度)。『豊田市区長会50周年記念誌』(平成22年)では、課題として自治区の高齢化、自治区長・役員の担い手不足が指摘された。また女性の自治区役員への登用は平均12.8%(平成21年度)であり、また自治区加入率は低下傾向にある(平成21年度で81.2%、単身世帯を除く一般世帯では87.5%)と報告されている。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻189ページ