(トヨタじどうしゃほんしゃこうじょう)
【現代】
トヨタ町(挙母地区)1番地に立地するトヨタ自動車株式会社の本社に隣接する工場。昭和13(1938)年11月より稼働しており、トヨタ自動車の自動車生産の歴史が始まった場所である。建設当時は立地場所の地名をとって挙母工場と称されていたが、昭和35年に本社工場へと名称が変更されている。『トヨタ自動車75年史』によれば、平成23(2011)年末現在で敷地面積は55万m2、従業者数は4264人を数える。かつては自動車生産に必要な全工程を備えた一貫した自動車組立工場であった。平成19年に組立第2ラインでの生産が終了した後、自動車の組立部門は他工場に移管され、現在では、主に鍛造部品、ハイブリッド用部品、FC(燃料電池)部品、シャシー部品などの部品の製造を担っている。写真はトヨタ自動車株式会社提供。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻303・305・307ページ
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