トヨタ生活協同組合

 

(トヨタせいかつきょうどうくみあい)

【現代】

昭和20(1945)年12月15日に設立されたトヨタ自動車工業株式会社(トヨタ自工)挙母工場互助会を起源とする生活協同組合。昭和22年4月18日に挙母豊田消費組合、昭和23年5月1日には有限責任挙母豊田生活協同組合となり、昭和24年7月8日に消費生活協同組合法による生活協同組合への組織変更が認可されトヨタ生活協同組合となった。昭和25年6月15日には準独立採算制に移行した。昭和21年の互助会の会員数は4332人であった。その後の年度末のトヨタ生協組合員数をみると、昭和36年度には1万人を超え、昭和57年度には10万人、平成6(1994)年度には20万人を超えた。50周年を迎えた平成7年11月1日に愛称を「せいきょう」からMEGLiA(メグリア)に変更した。職域生協としては、その範囲はトヨタ自動車とそのグループ企業、関連企業の従業員に広がっている。地域生協としては、豊田市のほか近隣の岡崎市、刈谷市、みよし市などのほか名古屋市も事業範囲に含まれている。トヨタ生協は、トヨタ自工の時代から本社や工場などの事業所の中、あるいは寮の中にある売店や食堂の運営も担ってきた。昭和30年代からはガソリンスタンドを展開するようになった。昭和54年には葬祭センターを開設し、その後も、高齢化に対応してセレモニーホールや平成19年には通所介護のための施設としてメグリアデイサービスセンターを開設してきている。店舗展開が進んでいない地域では昭和30年代から40年代にかけて移動販売を実施していた時期もある。近年では山間地域での移動販売も実施している。

『新修豊田市史』関係箇所:5巻119・233・427・485・488・492・615・621・721・753・760・762・764ページ、13巻632・638・642・652ページ