(とよたそごう)
【現代】
豊田そごうは豊田市駅西口の市街地再開発ビルの核店舗として昭和63(1988)年10月8日に開店した百貨店である。A館とB館の2棟から構成される再開発ビルのA館全館とB館の一部を占め、3万6000m2の売場面積を有する大規模な百貨店であり、開店当時、三河地方で最大の商業施設であった。豊田そごうの売上高は、平成4(1992)年2月期の294億円がピークとなり、平成12年2月期には156億円まで減少した。平成12年7月に豊田そごうを含むそごうグループ22社が東京地方裁判所に民事再生法の適用手続きを申請して事実上倒産した。10月には豊田そごうについて平成12年末に閉鎖されることが発表され、平成12年12月25日に閉店となった。このような状況に対して豊田市は中心市街地緊急活性化計画を策定したり、第三セクターのとよた商人により豊田そごうの土地、建物、債権を取得したり、後継店舗の調整を進めた。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻370・487・613ページ、13巻635ページ
→ 豊田市駅西再開発