トヨタの森

 

(トヨタのもり)

【現代】

トヨタ自動車株式会社(トヨタ自動車)が社会貢献活動の一環として運営する環境学習施設。平成9(1997)年10月開設。岩倉町(松平地区)に所在。総面積は45ha。その特徴は、本来里山がもつ地球温暖化防止、治山治水、生活用の諸原料供給とそれが作り出す生活文化、生物保護などの多様な機能を発揮できる里山再生のモデルづくりを目指した点にある。企業での視察や研修、学校やサークルでの自然体験などさまざまな場面で利用可能な自然体験プログラムが用意され、自然観察、自然体験などを通して自然のシステムや地域の文化などを解説するインタープリター(自然解説指導員)も多数配置されている。平成15年5月14日には、環境教育の拠点施設として「里山学習館 エコの森ハウス」がオープンし、社会での環境意識の高まりや学校教育での「総合的な学習の時間」の導入など、体験型環境教育のニーズが高まる中、トヨタの森の活動をさらに充実することが目指された。

『新修豊田市史』関係箇所:5巻599ページ

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