(とよたやまざとホールディングス)
【現代】
平成24(2012)年6月に設立された、合併旧町村部で観光施設を運営する第三セクターの「株式会社三州足助公社」(足助)、「株式会社どんぐりの里いなぶ」(稲武)、「株式会社旭高原」(旭)、「株式会社香恋の里」(下山)の4法人を傘下に置く持ち株会社。設立の目的は、主に観光地への来訪者の減少や他の民間施設等との競合が激化していることに伴い、経営戦略の見直しを4社全体で対応することであった。また、とよた山里ホールディングス(山里HD)による経営の合理化の一環として各社の経理方式を一元的に管理し、安定的な経営基盤の構築を図ることで地域の拠点施設としてさらなる地域活性化への寄与が目指された。観光施設のPRや情報発信はそれぞれの子会社が個別に行っていたが、山里HDは平成27年から4社管内の観光地を紹介した情報誌Cloverを編集・発行した。しかし平成31年の第14号をもって休刊となった。さらに令和4(2022)年9月末を持って解散することになり、これまで市を通じて山里HDが傘下の4法人を間接的に経営指導してきたが、解散後は市が直接指導することになった。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻714ページ