(トヨビル)
【現代】
昭和36(1961)年7月24日にオープンした名鉄豊田市駅の駅ビル。それまでの駅舎は大正13(1924)年に建築されたもので老朽化していた。昭和31年から駅前広場が整備され、昭和34年には挙母駅から豊田市駅に名称が変更されていた。トヨビルは、地下1階、地上2階の当時としては大規模なビルとなり、飲食店や物販店など約30店の店舗が出店した大規模な商業施設となった。昭和45年4月には地上部分の3階から5階を増築して店舗を拡充した。名鉄三河線梅坪駅から豊田市駅、上挙母駅間の高架化工場が進む中、トヨビルは昭和59年8月に閉店した。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻23・308・485ページ、13巻634ページ