内水氾濫

 

(ないすいはんらん)

【自然】

大雨に対して排水機能が追い付かず、土地が浸水してしまう現象が内水氾濫である。一方河川から堤防を越えて水が浸入する越流や堤防が破壊される破堤などによる氾濫が外水氾濫である。内水氾濫は大量の雨によって側溝や水路などが排水しきれず、低い土地に水が溢れ浸水する現象に加えて、河川の水位が上がり、河川水が水路を逆流して浸水することもある。平野や盆地における後背湿地など、もともと低湿な土地条件下で発生することも多いが、都市では地下街やアンダーパスなど人工的な低所で発生することもある。

『新修豊田市史』関係箇所:23巻68・265ページ