(ながればし)
【民俗】〈環境〉
豪雨など河川の増水時に橋桁を中央部で切り離し、橋脚の流失を防いだ橋。橋脚が残れば、上部に回収したり、新しく作ったりした新しい橋桁をかけて復旧することが容易である。逢妻女川では、流れ橋は千足(挙母地区)の川端をはじめ、いくつかあった。矢作川では、長興寺(挙母地区)に昭和20年代半ばまであった渡し場に代わって流れ橋ができ、昭和36(1961)年頃まで使われていた。ただ水が引いても再び元のように繋ぎ合わせるのは一仕事であったという。〈環境〉
『新修豊田市史』関係箇所:16巻9ページ、10号20ページ