(ナメクジ)
【自然】
殻が退化した陸貝で、マイマイと同じ巻貝の仲間。ナメクジ科、コウラナメクジ科など複数系統を総称的に呼ぶこともある。植物の葉、菌類や地衣類(藻類と菌類の共生体)を食べる。市内には在来種のナメクジのほか、ヨーロッパ原産の殻の名残がコウラとして体内に残るチャコウラナメクジも市街地に広がっている。山地には15cm を超える巨大なヤマナメクジも生息する。粘液をもたない肉食性のイボイボナメクジも発見されている。ナメクジ類の研究は遅れており、今後も市内から新種や新たな外来種が発見される可能性がある。
『新修豊田市史』関係箇所:23巻404ページ