(2がっきせい)
【現代】
1年間の学期を2つに分けて行う制度。平成10(1998)年の学校教育法施行令の改正により、市町村教育委員会が学期を決めることを認められ、全国の学校が次々と2学期制を採用するようになった。豊田市では平成16年4月1日から特別支援学校で1年を2つの学期に分ける2学期制を実施している。前期を4月1日から10月第2月曜日まで、後期を10月第2月曜日の翌日から翌年3月31日までとし、学期の区切りを10月の第2月曜日を含む土・日・月曜日の3日間としている。長期休業日は、学年始休業日を4月1日より入学式の前日まで(春休み)、夏季休業日を7月21日から8月31日まで(夏休み)、冬季休業日を12月24日から翌年の1月6日まで(冬休み)、学年末休業日を3月25日(特別支援学校においては3月21日)から3月31日まで(春休み)とし、夏休みや冬休みは各学期の中に入るが、期間は従来の3学期制の場合と変わりない。また、豊田市教育委員会では、啓発資料で「1年を2つの学期に分け、行事の見直し等を行うことにより時間を確保し、教師が子どもと接する時間を今まで以上に増やす」「その時間を有効に活用し、授業の工夫や改善を行ったり、教師と子どもが話し合う時間を多くしたりして、子ども一人一人の基礎学力の定着や心の教育の充実を図り、各学校の特色ある教育を推進します」と説明している。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻770ページ