(2こ2こさくせん)
【現代】
足助地区で足助町時代から取り組まれている、山村地域の定住を進めるために2~5区画程度の小規模な宅地分譲を行う事業で、平成14(2002)年度から足助地区の各地で始まった。これは転入者が地域になじみやすいように各集落が2~5戸程度の小規模の住宅用地を提供し、それを町(現在は土地開発公社)が買い取って造成し、売り出すというものであった。また、地域と定住希望者が相互理解のための交流事業を実施し、分譲予定地で山里に暮らすイメージづくりと参加者同士の交流が図られた。市町村合併後も事業は継承され、現在は「2戸2戸作戦宅地分譲事業制度」として取り組まれており、平成24年度から旭、足助、稲武、小原、下山に対象地区が拡大された。土地開発公社が事業主体となり、住宅用地の買収、宅地造成および宅地の分譲を行う。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻564ページ、14巻599ページ