(にしかもぐん)
【近代】
明治11(1878)年~平成22(2010)年の愛知県の郡名。発足当時の郡域はおおよそ現在の挙母地区・高橋地区・猿投地区・保見地区・石野地区・藤岡地区・小原地区とみよし市にあたる。明治11年の郡区町村編制法により成立。当初の村数は146。その後、明治22年の町村合併により、挙母・梅坪・宮口・逢妻・明越・三好・莇生・伊保・橋見・広沢・上郷・藤河・高岡・豊原・福原・清原・本城・富貴下・石下瀬・中野・七重・四谷・平井・寺部・市木・上野山・渋川・益富・野見・根川の30村に再編された。明治39年にも町村の統合が行われ、挙母町・高橋村・石野村・猿投村・保見村・三好村・小原村・藤岡村の1町7村となった。昭和26(1951)年には挙母町が市制施行により挙母市となり、西加茂郡より離脱。昭和34年に挙母市は豊田市と市名変更し、その後、猿投町(昭和28年町制施行、昭和30年に石野村・保見村を合併)が豊田市に編入合併された。平成17年4月1日に藤岡町と小原村が豊田市に編入され、同22年1月4日に三好町が市制施行してみよし市になったことにより西加茂郡は消滅した。
『新修豊田市史』関係箇所:4巻81ページ