西加茂郡長

 

(にしかもぐんちょう)

【近代】

西加茂郡は明治11(1878)年の郡区町村編制法によって、郡が県と町村をつなぐ行政機関として成立した(写真:大正初期の西加茂郡役所)。大正15(1926)年に廃止されるまで、14人が郡長の職を務めた。初代郡長は田中正幅で、その後村井久道、山田正、原田種澄、有吉寛、寺内悠磨、井深基、島内藹、内田勝起、森重民、馬場信三、林喜江太郎、神谷俊次郎、犬飼薫がその職を務めた。これら郡長は多くの場合前職、後職とも、愛知県内の別の郡で郡長を務めており、西加茂郡長としての在職期間も田中の20年余りを除いて、1年から4年ほどであった。


『新修豊田市史』関係箇所:4巻12ページ

→ 田中正幅