2005年日本国際博覧会

 

(2005ねんにほんこくさいはくらんかい)

【現代】

“自然の叡智”をテーマに愛知県で開催された21世紀初の博覧会。愛称は愛・地球博。昭和45(1970)年の日本万国博覧会(大阪万博)に続き、日本国内で開催された2度目の大規模な博覧会。開催期間は平成17(2005)年3月25日から9月25日、最終公式入場者数は2204万9544人に達した。会場は長久手市の長久手会場(のち愛・地球博記念公園「モリコロパーク」)と瀬戸市の瀬戸会場(のち瀬戸記念公園「愛・パーク」)とに分かれ、このうち長久手会場の長久手愛知県館あいち・おまつり広場では県内各市町村の祭りや伝統芸能、文化活動、特産物などを日替わりで紹介する「市町村の日」が設けられた。会期中の4月1日に豊田市と藤岡・小原・足助・旭・下山・稲武の各町村との合併が実現したが、万博では「豊田市の日」のほかに、「豊田市(足助)の日」のように、各地区(旧町村)がそれぞれ独自にその歴史や文化などを発表する日程が組まれ、各日にその魅力がアピールされた。


『新修豊田市史』関係箇所:5巻663ページ