熱帯内収束帯

 

(ねったいないしゅうそくたい)

【自然】

熱帯内収束帯(ITCZ)は、北半球の北東貿易風と南半球からの南東貿易風の収束帯であり、ITC(熱帯内収束)は、海洋上では1つであるのに対し、大陸上ではNITC(北熱帯内収束)とSITC(南熱帯内収束)の2つの収束帯が形成される。北半球の夏は南半球からの南東貿易風が赤道を越えて北半球まで進入し、NITCを形成する。この時は、南東貿易風が赤道付近で向きを変えてSITCを形成するため、これらを含めたのがITCZ(熱帯内収束帯)である。

『新修豊田市史』関係箇所:23巻122・237ページ