(のうやすみ)
【民俗】〈年中行事〉
田植えの後、ムラ中で田の仕事を一斉に休む日。ノアガリ、コバシイワイなどともいう。農休みにはボタモチを作ったり、ご馳走を食べたりした。駒場(高岡地区)では皮に黒糖を入れたマクソマンジュウとか茶饅頭と呼ばれたもの、乙部(猿投地区)では炭酸入りの小麦粉を皮にしたコムギマンジュウ、平野部北部ではうどんを食べた。山間部では柏餅を作った地域も多い。この時期は学校が休みになったり、嫁の里帰りの機会でもあった。〈年中行事〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻722ページ、16巻653ページ