ハグロトンボ(羽黒トンボ)

 

(ハグロトンボ(はぐろトンボ))

【自然】

その名のとおり、翅(羽根)が真っ黒なトンボで、チョウのようにひらひらと舞うように飛翔する。地域によってはオハグロトンボとも呼ばれる。市内全域に生息するが、生息地の一つであるせせらぎが少なくなり、本種も以前に比べてみられる場所が限られるようになってきた。市内の平地から丘陵地では6月から10月まで成虫がみられ、山間地では成虫の発生が遅くなり7月にも幼虫が得られている。ただ稲武地域ではその記録も少ない。ほかのトンボ類と同様幼虫で越冬しその期間は長く半年以上も水中ですごすため、水質などの水環境がその成長に大きく影響する。