(はしら)
【民俗】〈住生活〉
部屋とニワの境にある柱を大黒柱といい、どの家でもその存在を明確に意識していた。そのほかの柱はあまり意識しないことが多いが、ダイドコとブツマのあいだの柱を亭主柱、ニワの中央の太い柱を二つ大黒とかニワ大黒といった。大黒柱の古いものはチョウナ削りで、正月にはモチバナを飾った。モチバナは紅白の小さな四角い餅を竹に刺し、稲の豊作を表したもので、大黒柱が屋内の信仰の場として扱われていたことがうかがえる。〈住生活〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻404ページ
柱
(はしら)
【民俗】〈住生活〉
部屋とニワの境にある柱を大黒柱といい、どの家でもその存在を明確に意識していた。そのほかの柱はあまり意識しないことが多いが、ダイドコとブツマのあいだの柱を亭主柱、ニワの中央の太い柱を二つ大黒とかニワ大黒といった。大黒柱の古いものはチョウナ削りで、正月にはモチバナを飾った。モチバナは紅白の小さな四角い餅を竹に刺し、稲の豊作を表したもので、大黒柱が屋内の信仰の場として扱われていたことがうかがえる。〈住生活〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻404ページ