パルクとよた

 

(パルクとよた)

【現代】

青少年の健全育成を目指す施設。その前身は昭和37(1962)年に「少年センター」の名称で少年補導センターとして活動を始めた青少年相談センターにさかのぼる。昭和40年からは教育相談業務も始め、昭和43年に「豊田市青少年相談所」と改称した。平成2(1990)年には不登校の児童生徒を対象に適応指導教室が開設され、平成16年には栄町に新築・移転、相談部に臨床心理士や社会福祉士を採用、愛称も公募で「パルクとよた」に決定した。なお、平成20年には特別支援教育担当を学校教育課から事務移管し、業務を行っている。パルクとよたには、相談部・適応指導部・特別支援教育部・補導部の4つの部があり、それぞれの部が相談、適応指導、特別支援教育、補導の各機能を担っている。啓発・研修として、青少年の健全育成のため、小中学生の保護者へ広報紙『まなざし』を編集・発行する。いじめや不登校、発達障がいの子ども同士や保護者の人間関係など学校が抱える課題について、臨床心理士や社会福祉士などの専門家による講演や、教育相談をすすめるためのロールプレイなどを行い、教員の力量向上に努めることなどの活動を実施している。


『新修豊田市史』関係箇所:14巻425ページ