氾濫基準

 

(はんらんきじゅん)

【自然】

洪水予報の種類と基準には、氾濫注意情報(氾濫注意水位に到達し、さらに水位の上昇が見込まれるとき)、氾濫警戒情報(避難判断水位に到達し、さらに水位の上昇が見込まれるとき、あるいは水位予測に基づき氾濫危険水位に到達すると見込まれるとき)、氾濫危険情報(氾濫危険水位に到達したとき)、氾濫発生情報(氾濫が発生したとき)と段階的に設定されている。増水時に災害が起こるおそれがある基準水位には、河川の氾濫の発生に注意を求めるレベルに相当する用語して、「氾濫注意水位」がある。洪水予報指定河川では、水位が氾濫注意水位に到達し、さらに上昇する場合に「○○川氾濫注意情報」が発表される。なお、「避難判断水位」(住民に対し氾濫発生の危険性についての注意喚起を開始する水位)、「氾濫危険水位」(洪水により相当の家屋浸水等の被害を生ずる氾濫の起こるおそれがある水位)として、適宜に避難勧告等の発令判断の目安の水位が各河川で設定されている。市域では河川監視ライブカメラも設置されており、令和4(2022)年現在、12か所の映像が10分ごとに更新され、豊田市Webサイトを通じて確認でき、避難の判断に役立てられる。

『新修豊田市史』関係箇所:23巻245ページ