(ひゃくとおか)
【民俗】〈人の一生〉
市域では、生後33日目の宮参りの際にはまだケガレているとして、母親や生児が神社境内に入れなかったところが多い。その場合、生後110日目にあらためて氏神に宮参りが行われ、百十日と称している。保見地区の広幡や篠原、保見などでは、この時には指でつまんでいびつにした110個の団子を作って供えた。折平(藤岡地区)や大平(小原地区)ではこれをオシシと呼び、遊んでいる子どもたちに配って子どもの仲間入りとした。〈人の一生〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻629ページ、16巻572ページ