深田役所 

 

(ふかだやくしょ)

【近世】

旗本梶家が知行所支配のために深田村(足助地区)においた役所。梶家は足助荘に居住していたとされる家で、慶長19(1614)年に正勝が深田・岩谷・小田・下平・広見(いずれも足助地区)で200石の知行を得た。元和元(1615)年に三河国以外で200石加増されるが、2代正持が家督を継いだ際に加茂郡5か村のみの知行となった。梶家は正持以後知行所を変えることなく6代続き、明治維新を迎え、知行所は重原藩領となった。

『新修豊田市史』関係箇所:3巻50ページ