(ふるはししげひと)
【現代】
稲武町名誉市民。稲武町長。財団法人古橋会(現一般財団法人古橋会)理事長。大正13(1924)年9月18日、長野県塩尻市に大野田正雄の次男として出生。のち同法人の初代理事長川村貞四郎の次女千嘉子と結婚。名古屋陸軍幼年学校を経て、昭和20(1945)年3月に、陸軍航空士官学校を卒業、アジア・太平洋戦争では重爆撃機のパイロットとして従軍した。戦後に法人の理事に就任、昭和30年には町議会議員に当選、以降5期20年にわたって議席を占め、昭和42年から同50年までは議長の任にあたった。一方、昭和43年1月から平成6(1994)年5月まで稲武町森林組合長を務め、その後、愛知県森林組合連合会会長にも就任している。昭和50年5月から平成7年4月まで稲武町長の職務を担い、その間に法人の理事長に就任、町の産業や教育、福祉の向上など町政の伸展に情熱を注いだ。平成元年6月30日に朝日森林文化賞受賞、平成12年9月7日には名誉町民に推挙された。平成24年9月3日死去。享年88。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻565・594・638ページ