(ほうかごじどうけんぜんいくせいじぎょう)
【現代】
就労などにより保護者が昼間家庭にいない児童を対象に、授業が終了した放課後等に適切な「遊び」や「生活」の場を提供し、児童の健全育成を行う事業。参加できる児童は小学校1~4年生および支援を要する5・6年生(療育手帳A、B判定もしくは医師の意見書等が必要)で、「保護者が仕事をしている場合」「保護者に病気や心身の障がいのある場合」「家庭内に病人、入院患者、障がい者がおり、介護が必要な場合」「そのほか、家庭での保育ができない場合」のいずれかに該当する場合である。豊田市では、平成5(1993)年に放課後児童対策事業としてスタートし、その後、平成10年に放課後児童健全育成事業として引き継がれた。平成8年の開設は、青木小学校、美山小学校、東山小学校、寿恵野小学校、四郷小学校の5校であったが、平成29年4月現在では77校で開設されている。各学校では、わらべっこ(童子山小学校)、どんぐり(挙母小学校)のように名称をつけている。全体として放課後クラブと称している。放課後クラブは市が運営してきたが、平成27年からは、多くのクラブが民間に運営を委託した。
『新修豊田市史』関係箇所:14巻394ページ