法興寺阿弥陀如来立像

 

(ほうこうじあみだにょらいりゅうぞう)

【美術・工芸】

像高79.1cm、檜材寄木造、内刳、玉眼、漆箔(現状素地)。法興寺の本尊として祀られる尊像で、僧祇支に覆肩衣、衲衣、裙を着け、来迎印を結んで蓮華座上に立つ通形の阿弥陀如来立像である。像内から確認されている納入品を通して、文永4(1267)年頃に発願され、弘安2(1279)年頃に造像されたものとみられる。具体的な納入品には、「仏説阿弥陀経」一巻、「印仏」十三組、「紙帯留小型巻子」七巻、「糸とじ短冊」六組が確認されている。市指定文化財。


『新修豊田市史』関係箇所:21巻49ページ

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