細川成之  1434~1511

 

(ほそかわしげゆき)

【古代・中世】

室町期の武将。細川持常の養子。実父は細川教祐。宝徳元(1449)年、持常の死後に家督を継ぎ、阿波・三河守護となる。応仁の乱では東軍として活動したが、三河国の支配は国人の台頭、旧守護一色氏方の動向により動揺した。文明10(1478)年に出家し、子の政之に家督を譲ったが、阿波国では国人が反乱し、文明17年には下国して反乱を鎮圧した。和歌や絵画、蹴鞠など文化的教養が高く、自画像も残されている。永正8(1511)年9月12日没。

『新修豊田市史』関係箇所:2巻396ページ