保見団地

 

(ほみだんち)

【現代】

旧日本住宅公団による公団住宅と愛知県住宅供給公社による県営住宅を中心とし、周辺の名古屋鉄道株式会社(名鉄)による戸建て住宅地を加えた約4000戸、人口1万人の大規模な集合住宅団地。公団住宅と県営住宅は昭和50(1975)年に入居が始まったが(写真)、1980年代末から日系ブラジル人とその家族の入居が目立ち始め、1990年代に急増したことで、日本人住民とのあいだでさまざまな軋轢や居住・生活問題が生じることとなった。また、周辺小中学校にも日系ブラジル人の児童生徒が増加した。そのため保見団地では、豊田市国際交流協会(TIA)や市民団体による多文化共生の取り組みが行われたり、周辺小中学校では豊田市教育国際化推進連絡協議会等によって教育の国際化が進められてきた。


『新修豊田市史』関係箇所:5巻371・540・542・628ページ、14巻119・282ページ

→ 多文化共生豊田市教育国際化推進連絡協議会豊田市国際交流協会日系人(日系ブラジル人)