(マイマイ)
【自然】
カタツムリ、デンデンムシとも呼ばれ、陸貝の総称として使われるが、日本各地に分布するマイマイ属に対して用いることが多い。本属は雌雄同体で、交配後は両個体とも産卵する。乾燥時には殻口にタンパク質の膜を張って乾燥に耐える。植物の軟らかい部分、キノコやコケなどを歯舌で削り取って食べる。市内には、市街地を中心に最も広く分布する平地性のイセノナミマイマイ(写真:別名ヒラマイマイ)、県の絶滅危惧種に選定されている左巻きのヒラヒダリマキマイマイ、クチベニマイマイとの中間的な特徴をもつ樹上性のハコネマイマイが生息する。
『新修豊田市史』関係箇所:23巻410ページ