松平親氏坐像(個人蔵)
(まつだいらちかうじざぞう)
【美術・工芸】
像高 31.0cm、檜材寄木造、内刳、玉眼、彩色。本像は、松平氏(徳川氏)の始祖とされる松平親氏の肖像彫刻で、松平郷館に展示されている。その姿は、頭巾を被り、前あわせの法衣、羽織を着け、左手は脚上で拳を握り、右手は胸前で甲を前にして拳を握り、顔を正面に向けて跪座する姿であらわされており、いわゆる法体の姿であらわされた武家の肖像彫刻といえる。制作年代は、江戸時代前・中期頃とみられる。市指定文化財。
『新修豊田市史』関係箇所:21巻58ページ
→ 松平郷館、松平親氏