(みちのえきどんぐりのさといなぶ)
【現代】
稲武地区の国道153号に設置された「休憩機能」「情報発信機能」「地域の連携機能」の3つの機能を併せ持つ施設。平成10(1998)年4月に建設省(現国土交通省)により道の駅に登録され、平成11年3月にオープンした。周辺地域の道路情報を提供する施設に観光案内所も備えているほか、農林水産物直売所「どんぐり横丁」や日帰り型温泉入浴施設「どんぐりの湯」も併設され、観光施設としても賑わいをみせている。「愛知県観光レクリエーション利用者統計」によると、ピーク時のどんぐり横丁への年間来訪者数は51.9万人(平成21年)を記録した。また、平成27年1月には、国土交通省が観光振興や移住支援、防災拠点整備といった取り組みを重点的に応援する「重点『道の駅』」として、どんぐりの里いなぶが選定された。これは愛知県内の道の駅として第1号となる。施設の管理・運営は、稲武町時代から第三セクターの株式会社どんぐりの里いなぶが行い、平成17年の市町村合併により、豊田市に施設(併設施設も含む)の管理・運営が移管された。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻531・596ページ、14巻652ページ